苛々

 往々にして、世の中には「話の通じない人」「話の進まない人」が大勢いますが(いずれも、こちらから見て、の場合ですが)、そういった面々を相手にしているときも、決められたノルマをこなさなければならないのが臨床の辛いところ。特に意見が二転三転する人や、前言を簡単に撤回する人の相手は物凄く労力を消費します。なんかこう、魂を削り取られている気分。
 そして労力を注いだ挙げ句、いまいち解ったんだか解ってないんだか微妙だとくりゃあ、そりゃあ脱力もしますよ。
 今日は、「家内の調子がおかしい」とのたまっておきながら、いざ病院に行って検査をしましょうとか、救急車がどうのという話をすると、「明日にできないか」「せめて夕飯を食べて準備をしてから」などと、なんだかんだ前に進もうとしない初老の男性に、危うくキレそうになりました。しゃきっとせんかしゃきっとー!