アオイホノオ(2)

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)

 相変わらずの青さがたまりません。基本的に我々のちょい上の世代の青春時代なので、完全にシンクロしきれないのは確かなんですが、想像の範囲内というか、ああ、多分こんなんだったんだろうな、という感じで、かなり楽しいです。ビデオデッキ登場のくだりは、当時の世相をよく表してます。我が家も最初はβでしたが、思い起こせば凄まじい大きさの重箱二段組みで、これだけでステレオコンポなんじゃないかと思うような迫力がありました。ビデオ登場前は、確かにテレビ前に釘付けになってましたねえ。「マジンガーZ」再放送時、モノクロの図鑑を片手に、機械獣をスケッチして「ここはヨモギ色」などとカラーリングをメモっていた記憶があります。「残す」ということに必死でしたね。
 で、コピーが一枚35円…時代、ですねえ(笑)。
 主人公がなかなかマンガを描かずにやきもきする本作品ですが、もうなんかマンガを描かずに終わるんじゃないかと、しかもそれで別にいいんじゃないかと思えてしまう不思議な作品ですね。